PEOPLE. 1
技能職
先輩から後輩へ、
技術を伝承していく
福山事業所 コークス炉修課
小野 大地
Daichi Ono
PROFILE
鹿児島県立鹿屋農業高等学校卒業。
農業系の高校で学んだからこそ新しい分野に挑戦したいとの思いで2018年、メガテックに入社する。
入社後は千葉事業所で従事した後、2022年に福山事業所に異動。
現在の仕事
福山事業所コークス炉修課で、大型の窯炉のメンテナンスに携わる。最初に配属された千葉事業所でベテラン社員から学んだ補修の技術を、福山事業所で若手社員に伝えていく役目も担っている。
STORY 01
初めての土地でも不安なくスタート
出身は鹿児島県です。メガテックのことを知ったのは、高校で開催された説明会に参加したことがきっかけでした。進路指導の先生が「話を聞いてみたら」と勧めてくれたのです。農業高校でしたので鉄については門外漢でしたが、それだけに非常に興味深く、いろんな仕事があるんだなあと感心しました。そしてせっかく就職するなら未知の世界にチャレンジしてみたいと考え、思い切ってメガテックに入社することを決心。地元を離れることにはなりましたが、父親も「早く自立した方がいい」と促してくれたので、特に不安はなかったです。最初に配属されたのは千葉事業所でした。初めての土地で知り合いはいなかったものの、同期の懇親会などを通じて新しい仲間をつくることができました。また寮が完備されていたのもありがたかったです。住居費の負担がわずかで済んだばかりか、朝と夜の食事も寮で用意していただきました。初めての土地での初めての一人暮らしでも不安はまったくなく、本当に面倒見のいい会社だと思いました。
STORY 02
私たちだけにできる仕事がある
現在私は福山事業所で、製鉄所のコークス炉の補修作業に携わっています。コークス炉とは原料の石炭からコークスを製造するための大型の窯炉のことです。耐火レンガ製で半永久的に使える炉ではあるものの、使っているうちに劣化してしまうため、こまめな補修が必要となります。そこで私たちがその作業を担当。高所作業車に乗り、長尺のランスと呼ばれる棒を使って補修作業を行います。炉は高さ8メートル、幅40センチ、奥行き15メートルもあり、運転を停止しても高熱を発しています。その現場での作業は他ではできない経験だし、補修の技術を持つ私たちだからこそできることでもあります。それ自体が仕事のやりがいであり、誇りにつながっています。もちろん安全第一。気を抜くことなく、着実に作業を進めていかなくてはなりません。予定通り無事に補修作業を終えたときは、ホッとすると同時に達成感が得られます。
STORY 03
技術の伝承を通じた人材育成
現在の福山事業所でコークス炉の補修作業に携わっているメンバーは約20人。その中で最も経験が豊富なのは私です。元々入社後に配属された千葉事業所で、コークス炉の補修作業について先輩社員から技術を教わり、福山事業所でもメガテックが補修作業を担うことになったタイミングで、こちらに異動してきました。2022年のことです。つまり私には先輩社員から受け継いだ技術を後輩に伝承していく役目も課せられているわけです。新しく入ってきた若手社員にコークス炉を見せると、誰もが初めてのことなので目を丸くして驚きます。そこで私が作業のお手本を見せ、そして同じようにやらせてみることで技術を教えています。作業内容は文章化されてはいるものの、やはり体を動かして学ぶのが一番です。後輩たちも確実にレベルアップしており、成長する姿を目にするのは楽しみです。人を育てる仕事に挑戦したいというのは以前からの夢でしたので、その願いがかなったことに感謝しています。今後も後輩たちの着実な成長を後押しし、より仕事しやすい風土づくりにも取り組んで、会社に貢献していきたいと考えています。

スニーカーのとりこです
趣味はスニーカー集めです。これまで25、6足は集めたのではないでしょうか。ブランドで選ぶのではなく、デザインの魅力で集めています。もちろん飾ったままにするのではなく、実際に履いて楽しむのが私のスタイル。変わったデザインのスニーカーでも足を通してみると案外しっくりくることもあり、スニーカーの世界の奥深さを感じます。